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小倉競馬場

毎年春と夏に開催が行なわれる中央競馬最南端九州に位置する小倉競馬場。
春のハンデキャップ中距離重賞小倉大賞典、夏のハンデキャップ中距離重賞小倉記念、夏の短距離ハンデキャップ重賞北九州記念、小倉ラストを飾る2歳限定重賞小倉2歳ステークス、夏の障外重賞小倉ジャンプステークスと、5つの重賞競争が小倉競馬で開催され、主として夏季を中心に全国から多くの競馬ファンが、この小倉競馬を訪れます。

またこの小倉競馬場では現在でも限定競争として、2歳馬限定ですが九州産馬レースも行なわれるのが特徴です。
九州産馬限定のひまわり賞というオープン競走も行なわれ、テイエム・コウエイ・カシノの冠名の馬達が2歳戦のレースに多く出走を行ない、九州産レースは小倉の夏の風物詩ともなっています。

春の裏開催時と夏季開催時で騎手や馬のバランスは大きく異なり、関西の主力騎手が参戦を行なわない裏開催に対し、夏季は関西の主力騎手のほとんどは小倉で夏を過ごします。

2010年は中京競馬場改装のため、恒例の春の小倉裏開催が行なわれず、暮れの最終週も開催される事になり、1年の最後を告げる尾張ステークスから、昨年は1年最後のレースとして小倉1200mオープン特別アンコールステークスも開催され、2011年は春の裏開催だけでなく、中京の代替開催として暮れの最終開催も、昨年と同じく小倉で開催されるため、1年の最終レースが行なわれる競馬場として、今年もファンの注目を集めます。

阪神競馬場

阪神仁川に位置する阪神競馬場。
春の牝馬クラシック第一弾桜花賞、出走馬がファン投票で選出される春のドリームレース宝塚記念、歴史の新しいダートGⅠで国際招待でもあるジャパンカップダート、唯一の2歳牝馬GⅠでもある阪神ジュベナイルフィリーズと4つのGⅠレースが開催され、その他にも多数の重賞競争が開催され、京都競馬場と並び関西の主要競馬場の一つなっています。

従来は魔の桜花賞ペースと呼ばれ、コーナーまでの距離の短さとコーナーのカーブの角度とのバランスによる駆引きや枠順の有利不利から、この距離を得意とする関西ベテラン騎手の活躍が目立っていた阪神1600mコースは、2005年改修工事により調整され外回りコースが新たに創設され、この問題が解消される事となります。

阪神競馬場攻略のポイントはやはりこの新設された外回りの攻略にあります。
現行では芝の1600m・1800m・2400mの距離で使用され、距離ごとのコース使用の種類や特徴を覚える事が大前提となってきます。
内と外の大きな違いは、3~4コーナーのカーブの角度と直線の長さです。

またカーブの角度が厳しい阪神コースでは全体的に4コーナーで外に膨れる形となり、外枠の馬が大きく膨れてロスとなるため、4コーナーで内を突く事ができる騎手の実力にも大きく左右され、また直線には登り坂があるため、京都競馬場よりも切れる末脚が要求されるのが阪神競馬場の特徴です。

京都競馬場

GⅠレースが数多く行われる、国内の主要4場の競馬場の一つ関西淀の京都競馬場。
天皇賞春・菊花賞など3,000mを越える平地の長距離GⅠ競走が、唯一開催されるのもこの京都競馬場です。

春に開催される唯一の長距離古馬GⅠ天皇賞春、秋の牝馬クラシック最終として新たに創設された秋華賞、牡馬クラシック3冠目を飾る長距離GⅠ菊花賞、秋の古馬牝馬限定GⅠとなったエリザベス女王杯、秋のマイル王決定戦マイルチャンピョンシップと、現在5つのGⅠ競争が開催され、その他にも多数の重賞競争が開催される関西の主要競馬場の一つとなっています。

この京都競馬場の特徴は、なんといっても内外のコースを使用した、距離別のレース種類が豊富であるという点にあります。
ダート1200mを筆頭に芝の3200mまで合計で14種類もの距離別のレースが行われ、それぞれの距離コース毎に特徴と個性を掴んでおく必要があります。
そのため京都競馬場を攻略するためには、まず幅広い種類の各距離コースの特徴と、それによるレース展開の有利不利を覚える事が必須となってくるのです。

現在の関西のレースの全体の傾向として、若手減量騎手の積極起用もあり、実力馬に一流騎手以外の様々な関西騎手が騎乗する事になります。
そのため騎手の実力で人気馬が敗退する事や、軽量を活かした思わぬ人気薄が来る事も多く、波乱の傾向も強くなっているといえるのが、関西競馬界の特徴です。
武豊の衰えと安勝の騎乗数減少により、しばらくはこの傾向が予想されます。

中京競馬場

2010年に大改修工事に突入した中京競馬場は、中央4大競馬場に続く入場者数を誇り地元名古屋を中心に高い人気を誇っており、春には地方で唯一のGⅠ競争である高松宮記念も開催されます。

春のスプリントGⅠ高松宮記念を筆頭に、春のダート重賞東海ステークス、春の中距離別定戦で近年は宝塚記念のステップレースともなっている金鯱賞という2つのGⅡ競争、そして5つのGⅢ重賞が行なわれ、地方競馬として最大規模の重賞回数を誇ります。

この中京競馬場の特徴は左回りと平坦な短い直線、そして競馬場の運営がJRAの中で唯一地方の合同企業体で運営する形をとっているのが特徴です。

一般的に馬場の影響が大きく、開催末期になると内が大きく荒れ、外枠有利の傾向が非常に強くなるのが特徴と言え、開催時期により馬券の傾向が大きく異なります。
また裏開催で開催されるため、関西の若手中堅騎手を主体に、中央で騎乗数の少ない関東の若手中堅騎手も参戦し混戦模様となり、それに馬場の状態も絡み波乱傾向が強くなるのが中京競馬場の特徴であり、芝のレースはレース結果と馬場の状態を見ながら予想を行なう事が必須です。
特に関西若手松田騎手を筆頭に中京を得意としている騎手も多く、開催後との騎手の相性を踏まえ予想を行なう事は大前提となってきます。

しかし今年行なわれている大改修をキッカケに、中京競馬場の大幅なコース変更が噂されています。
そのため過去のデータが今後通じるかどうかは現在の所不明なのです

中山競馬場

暮れの大レース有馬記念が開催される競馬場としても有名な中山競馬場。
クラシック第一弾の皐月賞、秋のスプリント王決定戦スプリンターズステークス、2歳チャンピョン決定戦朝日杯フューチャリティーステークス、国内最大の馬券売上げを誇る暮れのドリームレース有馬記念と4つのGⅠを中心に、障害GⅠである中山大障害や中山グランドジャンプが唯一開催される競馬場でもあり、平地最大距離の3600mを走るステイヤーズステークスや、その他にも多数の重賞競争が開催されます。

この中山競馬場の最大の特徴は内外で大きく変わるコース展開と、中央4大競馬場の中でも最大の直線の短さ、そしてゴール前の大きな坂が中山競馬場を代表する特徴となっています。

この直線の攻防は馬の上がりに影響し、直線の短さから直線手前では上位につける必要があるのと、坂を登るための安定したラップ刻みよりも、馬の切れる末脚というのが要求されてくるのです。
直線が短いため比較的内枠が有利となる事が多く、比較的上位のインを主張できる馬が最も有利となります。

またこの中山競馬場の特徴の一つと言えるのが、距離毎のコースの特殊性です。
特にGⅠレースが行なわれない一般競争が主体となる距離では、良い馬の騎乗機会が多くキャリアのある上位関東騎手が必然的に有利となり、GⅠを除く重賞競争での関西騎手参戦時には、中山競馬場のコースや距離の経験不足から、苦戦を強いられる事が多いのも中山競馬場の特徴と言えます。

東京競馬場

日本ダービーが開催される競馬場として、多くのGⅠが開催され国内でもっとも高い知名度を誇る東京競馬場。
東京の府中にあるため別名を府中競馬場とも呼ばれます。

ダートGⅠであるフェブラリーステークス、3歳限定マイルGⅠのNHKマイルカップ、歴史の新しい古馬牝馬GⅠヴィクトリアマイル、クラシックの中心でもある日本ダービーとオークス、古馬マイルGⅠ安田記念、秋の中距離GⅠの天皇賞、世界の強豪馬が終結するジャパンカップと、現在8つのGⅠが開催され、それ以外にも多くの重賞競争が開催されます。

この東京競馬場の最大の特徴は、中央4大競馬場の中でも唯一の左回りと、最大の直線距離を誇るという点にあります。
初心者には直線が長く馬の実力を発揮しやすい競馬場と思われがちですが、実際は直線の長さのため内外に大きく馬群がばらけやすく、馬の間を捌く騎手の実力が結果に影響する、比較的騎手の実力が出易い予想を行なうには、道中の位置取りから予想される、直線の位置取りが最も重要となり、競馬熟練者である玄人向けの競馬場でもあるのです。

また直線の長さだけでなく、道中の起伏の激しさゆえに逃げ馬は想像以上に苦戦を強いられ、道中大きく突き放し脚を溜めるなどの、騎手の腕にも大きく左右されます。
府中のGⅠレースを逃げで勝つ馬というのは、スピードとスタミナを兼ね備えた真の実力馬といっても過言はないぐらい、逃げ馬にとっては過酷なレース展開が予想されるのです。

新潟競馬場

2001年リニューアルオープンとなった新潟競馬場。
それまで福島競馬場と並び、ローカル色の強い競馬場として特徴のあった同競馬場は一転、コースを左回り変更し外回りコースは東京競馬場よりも長い直線を誇るという、直線の長さが売りの競馬場へと改修されます。

海外では主流に行なわれている直線レースが唯一行なわれるのも、国内では現在の所この新潟競馬場だけであり、600mを越える長い直線を活かし、毎年新潟競馬場開催時に直線レースが開催されるのが、この競馬場の最大の特徴です。

春中盤に開催される中距離ハンデキャップ重賞新潟大賞典、国内唯一の直線重賞であるアイビスサマーダッシュ、夏の中距離別定重賞関屋記念、障害重賞新潟ジャンプステークス、2010年まで唯一の格付け無し重賞であるダート重賞レパードステークス、夏のハンデキャップ中距離重賞新潟記念、新潟の夏の終りを告げる2歳重賞新潟2歳ステークスという、2011年現在で7つの重賞競争が開催されており、中央4大競馬と中京競馬場を除く、地方競馬で最大規模の重賞開催を誇っているのが、新潟競馬場の特徴です。

開催時期は上半期から夏季にかけてのみ行なわれ、秋季は開催されません。
また裏開催時には福島競馬場とならび、騎手や馬のバランスが変化するため、波乱の多いレースが続きますが、夏競馬開催時には関東の馬と主力騎手を中心に、裏開催時と比べると比較的穏やかな傾向が続きます。

福島競馬場

平坦な右回りが特徴の福島競馬場。
この競馬場の特徴は裏開催と夏季開催で大きく様相が異なるのが特徴の一つです。

ヴィクトリアマイルのステップともなる事が多い福島牝馬ステークス、3歳馬限定で行なわれるラジオNIKKEI杯、夏を代表する古馬ハンデキャップ重賞でもある七夕賞、暮れのローカルハンデキャップ重賞福島記念という4つの重賞競争も行なわれ、夏季開催時には関東の有力騎手がこの福島を訪れ、比較的本命傾向に収まるのに対し、ローカルの裏開催時には騎手のパワーバランスが大きく崩れ、JRAの競馬場の中でも最も荒れる競馬場となるのです。

比較的穏やかな傾向が続く夏季開催時には、関東を主戦とする競馬ファンを中心に馬券購入が行なわれ、騎手や参戦馬も関東所属が多く、レース毎のレベルもわかりやすいのが特徴ですが、裏開催時にはこのバランスが大きく崩れる事になります。

まず裏開催時には関東の主戦騎手の参戦が無く、比較的騎乗機会の少ない関東若手騎手にとって、将来騎乗馬を確保するためには、この裏開催時にいかに勝利を挙げるかが鍵になってきます。

関東の騎乗数の少ない若手の殆どがこの福島競馬場に集結するため、騎手の上下のバランスが大きく崩れ、それに関西の騎乗数の少ない騎手達も加わり、騎手のバランスが比較的均等になりやすく、波乱も多くなるのです。
また関東・関西両方のイマイチ勝ちきれない馬達は、この裏開催を目標に参戦を行なってくるため、この騎手と馬のバランスが大きく影響し波乱を引き起こします。

函館競馬場

札幌競馬場と並び夏季開催のみ行なわれる北海道競馬の一つ函館競馬場。
2010年リニューアルオープンとなりましたが、全体的な傾向の変化は特になく、北海道競馬を代表する洋芝のコースと、どの競馬場にもさきがけて2歳新馬戦が開催されるという、新馬ファンにとっては、新馬のメッカとも言えるのがこの函館競馬場です。

特に2歳重賞レースである、函館2歳ステークスが8月初旬と最も早い時期に行なわれるため、2歳馬の勝ち頭の第一号はこのレースから誕生し、早熟ながらも秋の2歳GⅠや翌年のクラシック戦線で注目を集めるだけでなく、早い時期の新馬開催を通して当年デビューを行う新種牡馬などの傾向を、自分の目でいちはやく掴む事ができるのも、この函館競馬場の新馬ならではの強みと言えます。

また例年この函館開催時より薄暮開催となり、最終レース開始が17時以降となるため、一発逆転を狙って多くの競馬ファンが、この薄暮最終レースの購入を行なうなど、夏の函館薄暮開催は競馬ファンにとって夏の風物詩とも言える光景となっています。

洋芝ということもあり、比較的馬の洋芝適正が求められ、本来の持ち時計よりも函館・札幌の好走実績の方が重視され、夏季に向けて調整を行なう馬達はこの函館開催より始動を開始するため、中央開催より熟練者向けの馬券戦略が必要になってきます。
そのため北海道開催では比較的本命傾向が高く、配当の低い事が特徴であり、過去の実績と当日の調子そして騎手を加味し馬券を購入する事が必須です。

札幌競馬場

毎年夏季に開催される札幌競馬場。
馬産地北海道の競馬場として有名な札幌競馬場は、同じく夏季に開催される函館競馬場と並んで独特な洋芝コースが特徴の競馬場です。

通常の芝と比べ、洋芝は芝が深く時計がかかりやすいため、スピード自慢の馬達もこの札幌競馬場では思い通りの競馬が行なえない事もあり、逆に札幌競馬に実績のある馬達が好走するというケースも多く見られます。

また新馬戦も多く行なわれ、札幌開催の暮れに行なわれる2歳ステークスを筆頭に多くの2歳有力馬を輩出する事でも有名です。
特に近年ではさきがけて行なわれる地方競馬門別競馬場の上位馬達も、この札幌競馬場で開催される、2歳オープンを目標とするため、札幌2歳オープンレースでは地方競馬の選択も鍵となってきています。

また札幌競馬場で最も盛り上がりを見せる札幌記念は、宝塚記念で余勢をかった有力馬達が出走してくるのも特徴の一つで、現在は中央競馬場を除き唯一行なわれるGⅡ競争ということもあり、有力馬が出走を見送りがちな夏季開催の中でも、比較的ハイレベルな争いが毎年繰り広げられています。

夏季開催を語る上で重要なのが騎手のパワーバランスですが、この札幌競馬場では毎年関東・関西混合の騎手で行なわれている事が特徴であり、北海道開催の代表騎手でもある藤田騎手を中心に、横山典騎手や岩田騎手など中央のトップジョッキーも毎年参戦を行ない、札幌を主戦に行う騎手達が毎年訪れているのです。

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