「イヌワシ賞」は金沢競馬場(石川)のダート1900mコースで開催される重賞(Jpn3)競走です。
このレースは白山大賞典のトライアルレースとしての位置づけもあり、他競馬から遠征してくる馬も集結し熱戦となります。
これまでを振り返ると、このレースで3着となったビッグドンが白山大賞典で2着となりましたが、その後も2007年、馬インフルエンザで中央所属馬の出走が無くなったレースを制覇しています。
他にもアグネスタキオン、ジャングルポケットの世代ビッグゴールドが2006年の開催で2着に、重賞レースで3着以内になった実績のあるテンリットルが2005年の開催で3着、2008年の開催で2着などがあります。
2006年〜2010年までの5回の開催で2009年の勝ち馬マヤノグレイシー、2006年の勝ち馬マヤノオスカーなどマヤノ冠名の馬が制しており、マヤノ馬を狙いたい気持ちになります。
この5回のレースでは3連単配当100倍以上が4回あり、2桁近い人気の馬が馬券になるなど波乱傾向もあるレースと言えます。
波乱となるパターンとしては2種類あり、1点目は先行勢がそのまま残ってしまうケースで、2009年の開催では逃げた9番人気のフサイチウィードがそのまま3着に残りました。
もう1点は優勝馬が後続馬を引き離すケースです。
このケースでは先行勢の人気馬が潰されてしまうので後方でレースをした人気薄馬が台頭してきます。
2008年開催ではトミノダンディが圧勝していますが、6馬身遅れて3着に11番人気のヒカルアルタイルが入着しましたが、このようなケースです。
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岩鷲賞は荒れにくい?
盛岡競馬場(岩手)のダート1400mコースで開催される重賞レースの「岩鷲賞」
このレースは1969年に創設されており2011年の開催で第43回となる長い歴史を持つレースです。
ですがレース条件は頻繁に変更されており直近5年においても、2007年・2008年は盛岡競馬場ダート1200m、2009年・2010年は水沢競馬場ダート1400m、2011年は盛岡競馬場ダート1400mにて開催されています。
競馬場、距離がこれだけ変更されているので、直近数年の結果でも傾向分析をすると本質からズレてしまう可能性があるので要注意です。
2011年の勝ち馬は1番人気に支持されたマイネプロートスで、4番人気の2着馬、ディスパーロに1馬身1/4差で無難に勝利しました。また3着入着馬は2番人気のワイルドキャットで、3連単の配当が4030円と堅い決着になっています。
盛岡競馬場は2コーナーの奥に400mもあるポケットがあるダートコースが特徴となっておりダート1600mはポケットの最奥からのスタート、ダート1400mはポケット半ばからのスタートになっています。
これは最初のコーナーまでの距離が600mほどあるという事ですから、位置取り争いは緩く、大きな紛れが起こることは余り無いといえるでしょう。
このレースが盛岡で開催されるときは、あまり波乱は期待できないかもしれません。
ブリーダーズゴールドジュニアカップ
紋別競馬場(ホッカイドウ競馬)のダート1800mコースで開催される2歳限定H1競走の「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」
このレースは2007年に創設されたレースで当初は旭川で開催されていましたが、2009年の開催から現在の紋別競馬場開催となっています。
第一回の勝ち馬はジェイドファスト3番人気で、2着ナチュラルプラズ13番人気、3着マサノミネルバと入着し、3連単の配当が1154950円の大波乱になりました。
しかし第二回開催ではワンダフルクエストが1番人気で勝ち馬となり、2着アンペア2番人気、3着リロ3番人気と非常に堅い決着になりました。
紋別で開催されるようになってからはこの第二回の傾向を引き継いでいるようで、2009年開催では1番人気からさほど差の無い支持を集めたビッグバン3番人気が勝ち馬となり、2010年の開催でも1番人気に支持されたモエレフウウンジが勝ち馬となりました。また2011年もウィードパワーが一番人気で勝利しています。
紋別競馬場というのは数ある地方競馬場のなかでも最大の規模を誇り、旭川で開催されていた時ほどの紛れも生じないので今後もこの人気上位優位の傾向は続くと思われます。
厩舎から見るとホッカイドウ競馬では名門とされている角川秀樹厩舎から多くの活躍馬が出ています。
2009年開催ではビッグバン、オノユウ、ブンブイチドウが1〜3着を独占するなど良い成績を出しています。
角川秀樹厩舎の馬が上位人気に支持されて出走している場合は、このレースだけでなく将来的な活躍にも期待できるでしょう。
トレノ賞は人気馬と中穴の組み合わせ
トレノ賞は高知競馬場ダート1300mコースで行われる重賞レースです。
当初はダート1400mレースとして創設され、2001年〜2007年の開催休止期間を経て2008年に現在と同条件のレースとして再開しました。
2011年の勝ち馬は4番人気のマルハチゲティで、道中5番手の位置取りから前方に進出し4コーナーを先頭で通過して押し切り勝ちとなりました。2着となったサムデイシュアーは3番人気でしたが勝ち馬とは3馬身引き離されての2着です。
3着に入着したリワードブライトンは2番人気に支持されていましたが、単勝1番人気1.0倍と圧倒的な支持をされていたポートジェネラルは途中失速してしまい9着の大敗を喫しましたが、それ以外の人気馬は概ね人気どおりに走っています。
2008年にレース開催が再開されてからの傾向を見てみると、1番人気〜3番人気に支持された馬達のうち、2頭が馬券に絡んできており、上位人気の馬は人気どおり信頼できるレースといってよいでしょう。
馬券から外れた上位人気馬の替わりに馬券になる馬は4番人気〜6番人気という中穴馬たちです。
ですから近年の傾向を見る限りは上位人気3頭のうち2頭から4番人気〜6番人気までの馬1頭を絡めれば9点の買い目で3連複が的中します。
あとは利益を出すためにこの9点からどこまで点数を削れるかという事になるでしょう。
牝馬が有利な福山チャンピオンシップ
福山競馬場ダート1800mコースで開催される3歳重賞競走の「福山チャンピオンシップ」
このレースは昔は「福山ダービー」「福山アラブダービー」それぞれのレース上位入着馬が終結して頂上を決めるレースでしたが、2008年に重賞レースに格上げされたと同時にサラブレッド限定レースになり福山競馬の最強馬決定戦と位置付けられるレースになりました。
2011年の開催では前走のパール賞2着以下に1.4秒もの大差をつけて勝利したフレアリングマリーが制していますが、このレースでも単勝1.4倍に支持され2着以下を5馬身引き離しての圧勝を飾りました。
2着に入着したミストラルはキングカメハメハを父に持つ良血統馬です。この馬もまた3着以下を2馬身引き離しているのでフレアリングマリーが強すぎるとしか言いようがありません。
2010年の勝ち馬も牝馬でムツミマーベラス。この馬も2着以下を5馬身引き離しての圧勝を飾っています。
2008年の勝ち馬モナクキララ、2007年の勝ち馬ミスジョージなど前身のオッズパーク賞、福山チャンピオンシップを含めて2007年〜2011年までの5回の開催で4回牝馬が制覇しているほど、牝馬との相性が良いレースといえます。
2009年は牝馬は勝てませんでしたがマルサンジョイが3着に入着しているのですから馬券を買うには牝馬を中心に据えることで間違いないと思います。
このレースはスタートからハナでレースをするよりも無難なスタートで中段前目の位置取りで、途中から上がっていくという勝ちパターンといえます。
3年で100万馬券2回、赤レンガ記念
「赤レンガ記念」は紋別競馬場(ホッカイドウ競馬)のダート1800mコースで行われる重賞競走です。
このレースは2009年の開催までは札幌競馬場で開催されていましたが2010年の開催以降は紋別競馬場に変更されました。
ただし2009年以前もイレギュラー開催で2007年と2000年には紋別競馬場で開催されています。
2011年の開催ではリフレックスが7番人気と人気薄でありながら2着以降を4馬身引き離しての圧勝、2着に入着したのは最下位人気で単勝オッズ424.1のリノヴァティオと超波乱決着となり、3着入着馬も3番人気シンワラヴでしたので3連単の配当が5149450円となってホッカイドウ競馬史上最も高額な払戻金を記録しました。
2010年の開催でも1着、ゴッドセンド5番人気、2着スタンドアチャンス9番人気、3着ミスティックダイヤ2番人気と入着し3連単は105340円の払い戻しとなっています。
札幌で開催されていた2009年のレースも、1着モエレエトワール11番人気、2着ラブレ10番人気、3着ビーボーン12番人気と、馬券を2桁人気が占めるという滅多に無い決着になり、3連単払い戻しは1982860円となりました。
このように競馬場によらず、不思議と大波乱決着になるという特徴を持ったレースです。過去3年で100万馬券が2回とは驚かされます。
ですからこのレースに関しては人気馬で決着した時は仕方ない、ぐらいの気持ちで大穴狙いの予想をしても良いのではないでしょうか。
マーキュリーカップは人気を信頼
「マーキュリーカップ」は盛岡競馬場(岩手)のダート2000mコースで開催される統一重賞(Jpn3)レースです。
これまでを振り返ると第2回開催の勝ち馬メイセイオペラを除いて全て中央競馬所属馬が勝ち馬となっていますので、中央競馬所属馬を狙えば的中できるレースと言えます。
2011年の開催でもアンタレスステークスの勝ち馬ゴルドブリッツが単勝1.3倍と圧倒的1番人気に支持されて2着以下を3馬身引き離しての危なげない勝利。
2着に入着したのは川崎記念で2着の実績を持つメイショウタメトモ、3着入着は白山大賞典の勝ち馬であるパワーストラグル、と1着〜3着まで中央競馬所属馬が独占する事態となりました。
2007年〜2011年までの5回の開催のうち、このように中央所属馬が1着〜3着を独占したのは4回もあるのですから、地方馬の馬券を買うのは非常に躊躇われます。
唯一カネヒキリが圧勝した2010年の開催では2着にブルーブラッドが入着していますが、この馬は2009年の浦和記念をスマートファルコン、テスタマッサという強豪馬を退けて勝利している馬ですから地方競馬所属馬の中でも別格でしょう。
言い換えれば地方・中央交流重賞レース、あるいはG1などで勝ち負けの勝負をしてきた実績馬でなければ地方所属馬は買いにくいと言えるでしょう。
人気面から見てみると1番人気に支持された馬はこれまで1着3回、2着2回とほぼ完璧な成績を収めているので迷わず軸馬として良いと思われます。
1番人気が優勝を逃した年でも2番人気の馬が勝利しているので人気が信頼できる波乱見込みのないレースといっても良いでしょう。
中穴狙いのビューチフル・ドリーマーC
「ビューチフル・ドリーマーカップ」は水沢競馬場(岩手)のダート1900mコースで開催される牝馬限定の重賞レースです。
レース名の「ビューチフル・ドリーマー」とはかつて小岩井農場に輸入された繁殖牝馬で、日本の牝系血統の礎ともなったビューチフルドリーマーに由来しています。
このレースは1975年に創設された歴史のあるレースで、2000年の開催から重賞レースに格上げされました。
かつては盛岡競馬場(岩手)のダート1800mコースで行われていた時期もあったのですが2007年以降、重賞格上げになった頃と同じく水沢競馬場のダート1900mで開催されています。
2006年〜2010年の5回の開催を見ると、2006年・2007年の開催では圧倒的1番人気に支持されたサイレントエクセルが連覇しています。
2008年の開催では3連覇が期待されて単勝1.6倍という人気を背負いましたが残念ながら6着敗退、3番人気であったジュリアがこのレースを制しました。
2009年の開催では単勝1.2倍とまた圧倒的人気となったクインオブクインが制しておりますが、2010年にはマイネベリンダが1番人気に支持されていたエレーヌを退けて勝利、と、1番人気が1回だけ敗退しているという事から予想の中心として信頼して良いと言えるレースです。
人気については更にあと3点ほど重要なポイントがあります。
1点目は直近5年で2番人気馬が馬券になった事が無いということ、そして2点目は6番人気の馬が2回馬券に絡んでいるという事。そして3点目が5番人気の馬も4回馬券に絡んでいると言う事です。
予想の狙い目としては1番人気を軸に3、5、6番人気あたりを絡めて組み立てると良いかもしれません。
ジャパンダートダービーは距離適性を見て
「ジャパンダートダービー」は大井競馬場(南関東)のダート2000mコースで開催される重賞レースで統一Jpn1レースとなっており、3歳ダート馬チャンピオン決定戦との位置付けになります。
このレースは1999年に創設されたレースですが、当初から無敗4冠のトーシンブリザード、現在種牡馬でも活躍しているゴールドアリュール、ダートG1レースを7回制覇しているカネヒキリ、現在も中央所属馬に引けを取らない走りをする地方競馬の代表フリオーソと言った数々の名馬が輩出されているレースです。
このような性質のレースであるため人気馬は基本的に信頼できるのですが、2000mという距離には要注意です。
3歳馬にとってこの時期まで多くのレースが無いのでダート馬適正を見極めるのが困難になります。
短距離適正か、マイル適正か、中距離適正か・・・
中央競馬ではユニコーンSが開催された後なのでダート馬同士の力関係はある程度明確になっています。
しかしそれだけで判断すると一般的な競馬ファンが考える事と同じレベルになってしまうので、利益を出すのは難しくなるでしょう。
利益を出すためには、その他大勢とは違う観点から攻めなくてはなりません。
例を挙げると2009年の同レースで1番人気に支持されたスーニは、今でこそ短距離馬として認知されていますが、レース当時の段階でこの馬にとって2000mという距離に疑問を持てた人だけが馬券を取ることができたわけです。
建依別賞、優勝馬には12歳のナムラコクオーも
「建依別賞」は高知競馬場(高知)のダート1400mコースで開催される重賞競走です。
このレースの2003年の勝ち馬は、ナリタブライアン世代の馬でラジオたんぱ3歳S、NHK杯の勝ち馬であるナムラコクオーで、なんと12歳での勝利でした。
2006年〜2010年の5回の開催を見てみると、最終直線に先頭で入った馬が4回勝利しており、残す1回も2番手の位置にいた馬ですから、先行馬有利の傾向なのがわかります。
2010年の開催ではスタートから逃げたサウロビスティーがそのまま逃げ切り勝ちをおさめていますし、2着馬ノグランシングも道中2,3番手の位置、3着には道中中段から捲って直線3番手に位置していたゲイリージュピターというように直線入り口での順位がそのまま結果になっています。
また1番人気〜3番人気に支持された馬のうち2頭が馬券になる堅い傾向のあるレースですが、2008年開催ではトサローランが7番人気で勝利、2着8番人気ロマンタッチ、3着5番人気ルタンティールの順に入着し3連単の配当が411120円と大荒れの結果になりました。
この時の勝ち馬トサローランも道中中段8番手の位置から捲り、直線入り口では先頭に出てそのまま勝ちきっています。
予想の段階で捲りを盛り込むのは困難ですが、スタートに難のある馬が人気になっている時は波乱の可能性も加味しておくと予想に幅が出るでしょう。